肩が痛くて腕が上がらなくなり、病院に行くと四十肩・五十肩と言われることがあります。
悪化すると、肩や腕の痛みの他に、腕のしびれ、腕全体がだるくなるなどさまざまな症状ををひき起こします。
また、症状が何年も続き、薬や注射、マッサージや電気療法の効果もなく手術を検討している人も少なくありません。
普通に生活するのもつらく、外出を控えたり、仕事を休業せざるをえない人もいます。
痛みは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
ここでは、四十肩・五十肩による肩や腕の痛み、腕のしびれなどを改善したい方に整体で改善できる症状と四十肩・五十肩における整体効果をご紹介します。
1. 四十肩・五十肩の症状
四十肩・五十肩にはさまざまな症状があります。
一口に四十肩・五十肩と言っても、痛みやしびれの強さ、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。
急に痛くなった人もいれば、慢性の痛み、しびれに悩まされている人もいます。
肩、腕の痛みをはじめ、しびれなどの症状が悪化すると日常生活や仕事に影響がてきます。
四十肩・五十肩の主な症状
- 肩が痛くて腕を上げられない
- 洗濯物を干すのがつらい
- 肩が痛くて腕を後ろに回せない
- 服を着替えるのが大変
- 頭に手が届かない
- シャンプーができない
- 腕全体に痛みとしびれがある
- 腕がだるく、力が入らない
- 朝、激痛で目が覚める。
- 肩や腕の痛みで眠れない など
症状がひどくなると、肩、腕の痛みやしびれだけではなく、頭痛や首の痛み、指のしびれなどの症状がでる人もいます。
2. 四十肩・五十肩とは
肩が痛くなって病院に行くと問診と理学所見、画像所見(レントゲン、MRI)などの結果、なんらかの診断名が付けられます。
肩の痛みを伴う診断名
- 頚椎症
- 頚肩腕症候群
- 四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)
- 石灰沈着性腱板炎
- 腱板損傷・腱板断裂
- 肩関節インピンジメント症候群
- 野球肩(上腕二頭筋長頭腱症候群)
- 変形性肩関節症 など
2-1. 四十肩・五十肩の特徴
四十肩・五十肩は40代〜50代の女性に多く、症状は平均1〜3年続きます。
また、治っても反対側の肩も四十肩・五十肩になる人も少なくありません。
四十肩・五十肩は怪我などの思い当たる原因もないのに急に肩が痛くなり、徐々に腕が上がらなくなるのが一般的な特徴です。
痛みは、安静にしていても痛い安静時痛、動かすと痛い運動痛、寝ているときに痛くなる夜間痛などがあります。
そして、痛みが落ち着いても腕が上がらない状態が長く続きます。
3. 四十肩・五十肩の治療法
四十肩・五十肩による肩や腕の痛み、しびれを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法など様々な治療法があります。
大きく分けると、手術を行わない保存療法と手術療法に分けられます。
3-1. 四十肩・五十肩の保存療法
四十肩・五十肩の薬物療法・注射療法
- 消炎鎮痛剤(NSAIDs)
- ステロイド注射、ヒアルロン酸注射
四十肩・五十肩の理学療法
- 運動療法
- 温熱療法
- 電気治療(低周波など)
四十肩・五十肩のその他の治療法
- 三角巾、アームスリング
- ストレッチ
- コッドマン体操(振り子運動)
- マッサージ
- 整体、カイロプラクティック など
3-2. 四十肩・五十肩の手術療法
四十肩・五十肩の手術療法
- 関節鏡視下授動術
このように四十肩・五十肩の治療には多くの治療法があります。
それは、痛みの原因が明確でないからです。
原因が明確でないから治療法も多く存在するのです。
4. 四十肩の原因
四十肩・五十肩とは骨や軟骨などの変形とは関係がない、原因が特定できない肩や腕の痛みです。
加齢による骨、軟骨、靱帯、腱の老化、肩への負担などと言われる事もありますが、これらは原因がわからない時によく使われる単語にすぎません。
老化が原因であれば症状は進行し続け、治るという事はありません。
四十肩・五十肩と言っても20代や30代でなる人もいますし、男性より女性のほうが老化しやすいということもありません。
肩への負担が原因であれば四十肩・五十肩のほとんどの人は利き手側の肩が痛くなるはずですし、負担をかけている人(スポーツや肉体労働)の方が四十肩・五十肩になりやすいということもありません。
また、安静にしている人以外は筋力の低下という理由も当てはまりません。
よく四十肩・五十肩は「ほっとけば自然に治る」と言われますが、原因がわからないのだから「ほっとくしか方法がない」というのが本音かもしれません。
5. 四十肩・五十肩と整体
痛みやしびれの原因をどう捉えるかによってアプローチの方法(治療方法)も変わります。
病院では、主に骨や軟骨の異常に注目しますが、整体では、骨を支えている筋肉に注目します。(注:ここでは、痛み回復センター東京の整体を整体と表記します)
痛みの原因は骨や軟骨ではなく、その周りの筋肉の緊張に原因があるという考え方です。
肩や腕の痛み、しびれがある人に共通しているのは肩、腕周辺の筋肉の緊張です。
四十肩・五十肩の人は肩の筋肉をはじめ、腕や首の筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができれば四十肩・五十肩の症状を改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほど痛みやしびれは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に動かそう、伸ばそうとする力が加わった時に痛みを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして痛み、しびれ、動きを改善します。
痛みを感じているのは骨や軟骨ではありません。
骨の周りの筋肉が緊張しているから痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
肩や腕の痛み、しびれに、加齢や肩への負担などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
肩の痛みがある人は、単純に、肩が痛くなる状態(コンディション)なだけです。
肩が痛くなるコンディションを痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
6. 整体で改善できる症状と整体効果
整体では骨の変形や、診断名で痛みを判断することはしません。
四十肩・五十肩も、その人の痛みの感じ方や筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
肩が痛い、腕が痛いなど、さまざまな症状がありますが、痛みの場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
肩が痛いときは肩の痛みに影響する筋肉を緩め、腕が痛いときは腕の痛みに影響する筋肉を緩めます。
6-1. 整体で改善できる四十肩・五十肩の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
具体的には、肩や腕を上げるなど、動かす時の痛みやしびれ。腕が上がらないなど、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、四十肩・五十肩は、肩、腕だけ痛いというケースは少なく、多くは、背中(肩甲骨周り)、肘や手首にも痛みがあります。
整体では、肩、腕の痛み、しびれだけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
体全体の筋肉の緊張を緩め、筋肉のバランスが整うと痛みやしびれ、動きなども自然に改善していきます。
6-2. 筋肉の緊張を緩めることで得られる整体効果
整体に求められる効果で多いのは、痛み・動き・姿勢の改善です。
実は、この3つはすべてリンクしていて、痛み・動き・姿勢の順に改善していきます。
6-2-1. 肩、腕の痛みやしびれの不安
肩、腕が痛いと、日常生活の何気ない動きでもつらくなり、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したら仕事ができなくなる」「肩に負担をかけるのが怖い」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
「痛み」は筋肉の緊張であり、筋肉の緊張は心の緊張です。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
6-2-2. 肩、腕の動きについて
「体は動かさないと動かなくなる」これは、リハビリ経験がない人でもわかるとおもいます。
実際に痛くて動かないでいると肩、腕などの関節は固まって動かなくなります。
しかし、痛いのを我慢しながら動かすと逆効果になります。根性論で解決しようとしても必ず失敗します。順番が逆です。
痛みと痛みに対する不安がなくなれば、皆さん体を動かしたくなります。
体を動かしても痛くならないことがわかれば自信がつき、もっと動かすようになります。
そして、「体は動かせば動かすほど動くようになります」
整体はその状態になる「きっかけ」をつくります。
6-2-3. 姿勢
四十肩・五十肩の方が特に気にされるのが、姿勢です。
猫背が原因と言われた人もいるかもしれません。
しかし、姿勢は変えようと思ってもなかなか変えることはできません。
なぜなら、今の姿勢が今の体にとって一番楽だからです。
また、長年痛みをかばっていていると体は自然な姿勢を忘れてしまいます。
いろいろな姿勢のコツをアドバイスされ気をつけていると逆に不自然だったりします。
姿勢は、腕、肩、背中、腰…など全身の筋肉を使います。
全身の筋肉の連動がスムーズに行われないと自然な姿勢にはなりません。
整体では肩や腕に痛みがあっても肩や腕だけを見るということはしません。
体全体の動きを見てバランスや状態を整えます。
体全体のバランスが整えば自然に姿勢が変わります。
7. 四十肩・五十肩でお悩みの方へ
痛み回復センター東京の目的は整体を通じてより豊かな生活を送っていただくことです。
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします。
痛み回復センター東京の整体は、薬やサプリメント、マッサージやストレッチなど、いろいろ試しても思ったような効果がない方の悩みを解決します。
身体の痛みや不調を改善して、家事、育児、仕事、趣味、勉強、スポーツ、恋愛、旅行など、もっとがんばりたい、もっと楽しみたいというあなたの想いを実現してください。
今までの不安や悩みを解消して、好きなことを思いっきり楽しめる身体づくりを一緒にはじめてみませんか。
そして、一日でも早く 痛みを気にすることのない快適な生活を手に入れてください。