腕・肘・手首の痛みが悪化すると、しびれたり、伸ばせない、曲がらないなど、さまざまな症状ををひき起こします。
普通に生活するのもつらく、家事ができなくなったり、仕事を休業せざるをえない人もいます。
痛みは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
ここでは、腕・肘・手首の痛みや動きを改善したい方に整体で改善できる症状と3つの整体効果をご紹介します。
目次
1. 腕・肘・手首痛の症状
2. 腕・肘・手首痛の診断名
3. 腕・肘・手首痛の治療法
4. 腕・肘・手首痛の原因
5. 腕・肘・手首痛と整体
6. 整体で改善できる症状と整体効果
7. 腕・肘・手首痛でお困りの方へ
1. 腕・肘・手首痛の症状
腕・肘・手首の痛みにはさまざまな症状があります。
一口に腕・肘・手首が痛いと言っても、痛みの強さや種類、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。
急に痛くなった人もいれば、慢性の痛みに悩まされている人もいます。
そして、腕・肘・手首が痛いと物を持つ、つかむという生活する上で必要な動作に支障がでてきます。
腕・肘・手首痛の主な症状
- 腕・肘・手首が痛くて物が持てない
- 手首が痛くてペットボトルがあけられない
- 腕・肘・手首の他に肩や首が痛い
- 肘が伸びない、曲がらない
- 腕が痛くて家事ができない
- 腕・肘の痛みが何度も再発する
- 腕・肘が急に痛くなる
- 手指がこわばる
- 腕・肘・手首がしびれる
その他にも、頭痛や肩こりがひどい。首痛、首コリがある。腰が痛い。などがあります。
2. 腕・肘・手首痛の診断名
腕・肘・手首が痛くなって病院に行くと問診や画像検査等の結果、なんらかの診断名が付けられます。
このとき、画像所見と症状が一致しないものや、原因が特定できないものもあります。
腕・肘・手首痛の主な診断名
- テニス肘・ゴルフ肘(上腕骨外上顆炎、上腕骨内上顆炎)
- 野球肘
- 肘部管症候群
- 円回内筋症候群
- 上腕三頭筋腱炎
- 手根管症候群
- 胸郭出口症候群
- 腱鞘炎(デ・ケルバン腱鞘炎)
- 三角繊維軟骨複合体損傷(TFCC)
- バネ指(屈筋腱腱鞘炎)
注:骨折や脱臼、腫瘍、感染症などによるリスクを除外するためにも、まずは医療機関で受診してください。
3. 腕・肘・手首痛の治療法
腕・肘・手首の痛みを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法などがあります。
腕・肘・手首痛の主な治療法
- 薬物療法(鎮痛剤、湿布など)
- ステロイド注射、ブロック注射
- ギプス、サポーターなどの使用
- 手術療法
その他の腕・肘・手首痛の治療法
- ストレッチ
- 整体、カイロプラクティック、マッサージ
- 市販薬やサプリメントの使用 など
4. 腕・肘・手首痛の原因
一般的(整形外科的)に腕・肘・手首痛の原因と言われているものは、骨や軟骨の変形、異常です。
X線などの画像所見で異常が見つかれば上腕骨外上顆炎、上腕骨内上顆炎、腱鞘炎などの診断名が告げられます。
そして、腕・肘・手首痛の要因として、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)などがあります。
腕・肘・手首痛の原因が骨や軟骨にあると考えれば当然、骨や軟骨に負担をかけないための治療法を勧め、最終的には原因である骨を手術によって補修します。
極端に言えば、薬で痛みの感覚を麻痺させ、筋力トレーニングで筋力をつけ、「できるだけ腕・肘・手首の関節に負担をかけない」ことが治療の目的です。
言い換えれば、腕・肘・手首痛は進行性の疾患なので症状を遅らせることはできても、手術をしなければ治らない(元には戻らない)ということです。
でも、実際には違います。
骨に異常がなくても痛い人もいれば、骨に異常があっても痛くない人もいます。
手術をしなくても治る人もいれば、手術をしても治らない人もいます。
本当に、骨や軟骨の異常は痛みの原因でしょうか。
5. 腕・肘・手首痛と整体
病院では、主に骨や軟骨の異常に注目しますが、整体では、骨を支えている筋肉に注目します。(注:ここでは、痛み回復センター東京の整体を整体と表記します)
痛いのは骨や軟骨ではなく、その周りの筋肉が痛いという考え方です。
股関節が痛い人に共通しているのは腕・肘・手首周辺の筋肉、腱、靭帯の緊張です。
腕・肘・手首痛の人は腕・肘・手首の関節の筋肉をはじめ、肩や首、胸の筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができれば腕・肘・手首痛を改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほど痛みは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に伸ばそうとする力が加わった時に痛みを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして痛みと動きを改善します。
骨格のゆがみは骨がゆがんでいるのではありません。
骨を支えている筋肉のバランスが崩れているからゆがむのです。
痛みを感じているのは骨や軟骨ではありません。
骨の周りの筋肉が緊張しているから痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
腕・肘・手首痛の痛みに、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
腕・肘・手首痛が痛い人は、単純に、腕・肘・手首痛の関節が痛くなる状態(コンディション)なだけです。
腕・肘・手首が痛くなるコンディションを痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
6. 整体で改善できる症状と整体効果
整体では骨の異常や、診断名で痛みを判断することはしません。
腕の痛みや肘の痛み、手首の痛みも、その人の痛みの感じ方や筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
腕・肘・手首が痛い、肩がこる、腰が痛いなど、さまざまな症状がありますが、痛みの場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
腕・肘・手首の関節が痛いときは腕・肘・手首の痛みに影響する筋肉を緩め、腰が痛いときは腰の痛みに影響する筋肉を緩めます。
整体で改善できる腕・肘・手首痛の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
腕・肘・手首の痛みやしびれ。ものを持てない、曲がらない、伸びない。など、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、腕・肘・手首痛は、腕・肘・手首だけ痛いというケースは少なく、多くは、肩や首、背中や腰にも痛みがあります。
整体では、腕・肘・手首の痛みだけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
体全体の筋肉の緊張を緩め、筋肉のバランスが整うと姿勢や歩き方なども自然に改善していきます。
筋肉の緊張を緩めることで得られる整体効果
整体に求められる効果で多いのは、痛み・動き・姿勢(歩き方)の改善です。
実は、この3つはすべてリンクしていて、痛み・動き・姿勢の順に改善していきます。
整体効果1.腕・肘・手首の痛みの不安
腕・肘・手首が痛いと、物を持つ動作がつらくなります。
そして、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したら働けなくなる」「腕・肘・手首痛を治すには手術しかない」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
「痛み」は筋肉の緊張であり、筋肉の緊張は心(不安や恐怖)の緊張です。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
整体効果2.腕・肘・手首の動きについて
「体は動かさないと動かなくなる」これは、リハビリ経験がない人でもわかるとおもいます。
実際に痛くて動かないでいると腕・肘・手首の関節は固まって動かなくなります。これは確かに事実です。
なかには腕・肘・手首痛には運動療法が効果があるからといって痛いのを我慢して動かしたり、ストレッチをさせたりする治療家もいます。
しかし、痛いのを我慢しながら動かすと逆効果になります。根性論で解決しようとしても必ず失敗します。順番が逆です。
痛みと痛みに対する不安がなくなれば、みんな体を動かしたくなります。
体を動かしても痛くならないことがわかれば自信がつき、もっと動かすようになります。
そして、「体は動かせば動かすほど動くようになります」
整体は動かしたくなる「きっかけ」をつくります。
7. 腕・肘・手首痛でお困りの方へ
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします