はじめは腰に軽い張りや違和感を感じる程度だったのが、徐々に痛みが強くなり、立つことも歩くこともできなくなった人。
咳やくしゃみ、ちょっとした動作で急に腰に激痛が走り動けなくなった人。
寝ている間や、朝起きた時にぎっくり腰になってしまった人。
ぎっくり腰を何度も繰り返し、ぎっくり腰が 癖 に なってしまった人。
激痛は治まったが腰の痛みは何ヶ月も治らずにまたいつ襲ってくるかわからないぎっくり腰に不安になっている人…など。
痛みは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
もしも、あなたが1秒でも早く今の状態をなんとかしたいというのであれば、このまま読み進めてください。
ぎっくり腰の「痛み」と「不安」を解決する糸口が見つかることをお約束します。
目次
1. ぎっくり腰の症状
2. ぎっくり腰とは
3. ぎっくり腰の治療法
4. ぎっくり腰の原因
5. ぎっくり腰と整体
6. 整体で改善できる症状と整体効果
7. ぎっくり腰でお悩みの方へ
1. ぎっくり腰の症状
一口にぎっくり腰と言っても、痛みの強さや種類、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。
初めてぎっくり腰なって不安になっている人もいれば、何回もぎっくり腰を繰り返したり、なかなか治らない腰の痛みに悩まされている人もいます。
そして、何度もぎっくり腰を繰り返しすうちに、歩く、立つ、重いものを持つなど体を動かすことが怖くなり、日常生活にも支障がでてきます。
ぎっくり腰の症状
- 寝返りや起き上がる時に激痛が走る
- 腰や背中が固まって動けない
- 腰や背中が痛くて靴下が履けない
- ぎっくり腰 で車の乗り降りや運転がつらい
- 急に腰を曲げたりひねったりすると痛い
- 腰の他に股関節や足も痛くなる
- 腰や背中が痛く椅子に長時間座れない
- 仰向けやうつ伏せで寝れない
- 半年や一年周期でぎっくり腰を繰り返す
- 腰が痛くてかがめない
- 妊娠中にぎっくり腰になって育児が不安
- 軽いぎっくり腰の後、背中や腰の違和感が治らない など
その他にも、何ヶ月も腰の痛みが治らない。痛みで眠れない。など様々な症状があります。
痛いから動かせない、動かしたくないという状態が続くと、腰や背中、股関節などが硬くなり、ぎっくり腰を再発しやすくなったり、腰の痛みが慢性化してしまいます。
- 大股で歩きにくい、歩く速さが遅くなった
- 腰だけでなく背中やお尻も痛くなる
- 仰向けで寝ると足を伸ばせない。仰向けで寝れない。
- 姿勢が不自然になった。自分で姿勢を正すことができない など
コルセットなどで腰や背中、股関節の動きを制限し、関節の動きを小さくすれば痛みは軽減されますが、無理に動かそうとすると痛みがでたり、動かそうとしても動かなくなります。
痛いから動かせない、動かせないから動かなくなるといった悪循環の繰り返しで症状が悪化するため、どこかでこのサイクルを壊す必要があります。
2. ぎっくり腰とは
急性腰痛のことを一般的にぎっくり腰と呼びます。
急性腰痛とは腰が痛くなってから3カ月未満(狭義では6週間未満)の腰痛のことです。
腰の痛みが3カ月未満で治れば急性腰痛(ぎっくり腰)、3カ月以上痛みが続けば慢性腰痛ということになります。
そして、ぎっくり腰なっても、ほとんどの人は発症後2週間〜1ヶ月以内に自然に回復します。
ぎっくり腰は時間とともに自然に回復するものですが、2週間以上経っても治らない場合は注意が必要です。
急性腰痛患者の86%は2週間以内に自然治癒
Deyo Ra & Tsui-Wu YJ.Spine.1987
問題になるのは、ぎっくり腰がなかなか治らない人、ぎっくり腰を繰り返す人、ぎっくり腰の痛みに対する不安で悩んでいる人です。
また、仕事や家事、育児ができず、ぎっくり腰をすぐに治したい、早く治したいという人もいるかもしれません。
そのために、ぎっくり腰の痛みを緩和する方法、ぎっくり腰を予防する方法、ぎっくり腰に対する不安を解除する方法が必要になります。
注:骨折、腫瘍、感染症などによるリスクを除外するためにも、腰に痛みやしびれ、違和感を感じたら、まずは医療機関で受診してください。
3. ぎっくり腰の治療法
ぎっくり腰の痛みを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法など様々な治療法があります。
ぎっくり腰の薬物療法
ぎっくり腰の薬物療法では主に鎮痛薬、湿布(NSAIDs・アセトアミノフェン)を使用します。
ただし、薬は痛みを軽減するだけで、痛みを直接治すものではないということ、副作用があるということを考えた上で必要最小限の分量を使用しなければいけません。
ぎっくり腰の理学療法
- 運動療法
- 牽引療法
- 電気療法(低周波など)
- 装具療法(コルセットなど)
- マッサージ など
ぎっくり腰のその他の治療法
- ストレッチ
- 腰痛体操
- 鍼治療
- 整体、カイロプラクティック など
また、ぎっくり腰になったら温める、冷やす、椅子の座り方や寝方に気をつけるなどがあります。
このようにぎっくり腰の治療には多くの治療法があります。
その理由はぎっくり腰の「痛み」の原因が明らかになっていないことにあります。
そのため、ぎっくり腰の「痛み」の原因をどう捉えるかによってアプローチの方法(治療方法)も変わるのです。
※ぎっくり腰になったら痛みで動けない場合を除いて安静にしてはいけません。
できるだけ早く日常生活(仕事や家事、育児)に復帰したほうが回復は早くなります。
急性腰痛にとっては長期間の安静臥床(安静に寝ている)よりも、痛みの許す範囲内で徐々に日常生活に戻る方が効果的(確証度B)
4日以上の安静臥床は筋力低下を招くために急性腰痛の治療として推奨できない(確証度B)
AHCPR Clinical Practice Guidelines, No. 14 S Bigos, O Bowyer, and G Braen.
4. ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰とは腰が痛くなってから3カ月未満(狭義では6週間未満)の腰痛、遅くとも3カ月で治る腰痛のことです。
一般的(整形外科的)に腰痛の原因と言われているものは、骨や軟骨の変形による神経の圧迫です。
レントゲンやMRIなどの画像所見で骨や軟骨の変形が見つかれば腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの診断名が告げられます。
そして、腰痛(骨や軟骨を変形させる)を引き起こす要因として、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)・筋力の低下・体重の増加などがあげられます。
腰痛の原因が骨や軟骨にあると考えれば当然、コルセットの装着など骨や軟骨に負担をかけないための治療法をおこないます。
極端に言えば、薬で痛みの感覚を麻痺させ、コルセットで腰の動きを制限したり、筋力トレーニングで筋力をつけて、「できるだけ骨や軟骨に負担をかけない」ことが一般的な保存療法の目的です。
言い換えれば、腰痛は加齢、老化が原因の進行性の疾患なので症状を遅らせることはできても、元には戻らないということになります。
しかし、実際には骨や軟骨の変形と「痛み」は関係ありません。
骨や軟骨に変形がなくても痛い人もいれば、骨や軟骨に変形があっても痛くない人もいます。
手術をしなくても治る人もいれば、手術をしても治らない人もいます。
痛い日と痛くない日があるのはなぜですか。
痛みの強さに波があるのはなぜですか、
本当に骨や軟骨が腰痛の原因でしょうか。
5. ぎっくり腰と整体
ぎっくり腰 股関節 が 痛い
ぎっくり腰 おしり が 痛い
病院では、主に骨や軟骨の変形に注目しますが、整体では、骨を支えている筋肉に注目します。(注:ここでは、痛み回復センター東京の整体を整体と表記します)
痛いのは骨や軟骨、坐骨神経ではなく、その周りの筋肉が痛いという考え方です。
ぎっくり腰の人に共通しているのは腰、背中、股関節周辺の筋肉の緊張です。
ぎっくり腰の人は腰、股関節の筋肉をはじめ、太ももやふくらはぎの筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができればぎっくり腰の痛みを改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほど痛みは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に伸ばそうとする力が加わった時に痛みを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして痛みを改善します。
骨格のゆがみは骨がゆがんでいるのではありません。
骨を支えている筋肉のバランスが崩れているからゆがむのです。
痛みを感じているのは骨や軟骨の変形が原因ではありません。
骨の周りの筋肉が緊張しているから痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
ぎっくり腰の痛みに、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)・体重の増加などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
ぎっくり腰は、単純に、腰や背中の筋肉が痛くなる状態(コンディション)なだけであります。
腰や背中の筋肉が痛くなるコンディションを痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
腰、股関節、太ももの施術例

左股関節・腰・太ももの痛み。before

左股関節・腰・太ももの痛み。after
6. 整体で改善できる症状と整体効果
整体では骨の異常や、診断名で痛みを判断することはしません。
ぎっくり腰をはじめ、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症による腰痛も、その人の痛みの感じ方や筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
腰が痛い、背中が痛い、太ももやふくらはぎが痛いなど、さまざまな症状がありますが、痛みの場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
腰が痛いときは腰の痛みに影響する筋肉を緩め、背中が痛いときは背中の痛みに影響する筋肉を緩めます。
整体で改善できるぎっくり腰の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
具体的には、歩く時、立ち上がる時の痛み。しゃがめない、屈めない。など、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、ぎっくり腰の痛みは、腰だけ痛いというケースは少なく、多くは、背中や太もも、ふくらはぎにも痛みがあります。
整体では、痛みのある部位だけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
体全体の筋肉の緊張を緩め、筋肉のバランスが整うと痛みも自然に改善していきます。
筋肉の緊張を緩めることで得られる整体効果
ぎっくり腰になった時、整体に求められるのは、痛みの緩和、再発・慢性化の予防、セルフケアの指導などです。
整体効果1.ぎっくり腰の痛みと不安
ぎっくり腰になると、立ったり歩くこと、車の乗り降りなどがつらくなります。
そして、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したり再発したらどうしよう」「腰に負担をかけるのが怖い」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
「痛み」は筋肉の緊張であり、筋肉の緊張は心の緊張です。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
整体効果2.ぎっくり腰の再発、慢性化の予防
ぎっくり腰は急に腰に負担をかけたり、急に腰を動かしたから痛くなったのではありません。
ぎっくり腰になる前から腰や背中、股関節などの筋肉が硬い状態、動かない状態のところに無理な負荷がかかった結果、痛くなったのです。
歩く、立つという単純な動作をするのでも腰の筋肉だけでなく様々な筋肉が連動しています。
腰が痛いから腰だけ、背中が痛いから背中だけに注目していても治りません。
カラダ全体の動き、硬さをみて腰や背中の痛みに影響を与えている筋肉を緩めなければ再発を予防することも慢性化をストップさせることもできません。
整体では「腰に負担をかけても痛くならない体」「スムーズに動く体」「痛くなってもすぐに回復する体」をつくります。
整体効果3. ぎっくり腰と姿勢
ぎっくり腰の人が気にされるのが歩き方や姿勢です。
また、寝方や寝具、座り方などに気を使っている人もいるかもしれません。
腰をかばって生活ていると体は自然な歩き方や姿勢を忘れてしまいます。
いろいろな歩き方や姿勢のコツをアドバイスされても逆に不自然な歩き方や姿勢になったりします。
今の歩き方、姿勢は今の体が一番楽な歩き方や姿勢なのです。
無理に直そうとしても逆に疲れたり、筋肉をさらに緊張させる結果になります。
筋肉の緊張が緩めば自然に歩き方や姿勢、寝方や座り方も変わります。
姿勢が悪いから腰が痛くなるのではなく、筋肉が緊張しているから姿勢が悪くなるのです。
整体では緊張している筋肉の緩め方をお教えした上で、歩き方や姿勢のコツをお伝えします。
7. ぎっくり腰でお悩みの方へ
痛み回復センター東京の目的は整体を通じてより豊かな生活を送っていただくことです。
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします。