ヘルニア手術やブロック注射をしたのにまだ痛いあなたへ。「痛みの記憶」が脳から消えない本当の理由

「これで、やっとあの地獄のような痛みから解放される……」

ヘルニア手術やブロック注射をしたのにまだ痛い

そう固く心に誓って、怖さを必死にこらえながら手術室のベッドに横たわった日のことを、今でも鮮明に覚えているのではないでしょうか。

あるいは、背中に走る鋭い痛みに歯を食いしばりながら、何度も何度も痛いブロック注射に耐えてきたのかもしれません。

大好きな旅行に行けなくなってもいい。這うようにしてしかトイレに行けないような、情けない毎日はもう終わりにしたい。お金がかかってもいいから、あの激痛さえ取れるなら何でもする。

そうやって、人生をかけた大きな決断をし、あらゆる辛い治療を乗り越えてきた方もいるかもしれません。

それなのに……

手術の麻酔が切れ、数日経ち、数ヶ月経っても、あの「お尻から足にかけて引き裂かれるような痛み」が変わらずそこにある。リハビリに行けば行くほど、翌日に痛みがぶり返して逆に動けなくなる。

「あんなに痛い思いをして、お金も時間もかけたのに、なぜ……?」

「私の腰は、もう二度と元には戻らないのだろうか」

診察室で先生に「手術は成功していますよ」「レントゲン上は綺麗です」と言われるたび、突き放されたような深い絶望と、「じゃあ、この痛みは私の気のせいなの?」という誰にも言えない怒りで、胸が張り裂けそうになっていませんか?

一人で暗闇に取り残され、未来が見えなくなっているあなたへ。

あなたのその苦しみは、決して気のせいでも、あなたの体が壊れてしまったからでもありません。

手術や注射を尽くしても痛みが消えないのには、あなたの「脳」に隠された、とても切実な理由があるのです。

目次

病院は「神経の圧迫」を見るが、あなたの「脳」を見ていない

ヘルニアや脊柱管狭窄症の治療において、現代の医療(構造モデル)は「骨が神経を触っているから痛いのだ」と考えます。だから、手術でその飛び出た軟骨を切り取ったり、注射で麻酔を打ったりします。

確かに、それによって「神経の圧迫」という生物学的な問題(原因)は解決しました。

先生が「手術は成功した」と言うのは、そのためです。

しかし、ここに慢性痛の大きな落とし穴があります。 長期間、激しい痛みにさらされ続けた身体は、「神経の圧迫が取れた後も、脳が痛みを強烈に記憶し、一人で興奮し続けてしまう」という現象を起こすのです。最新の痛みの科学(BPSモデル)では、これを「中枢性感作(ちゅうすうせいかんさ)」と呼びます。

いわば、痛みのスイッチが押しっぱなしになった状態です。

激痛に耐えていたあの数ヶ月、あなたの脳は常に「警報(痛み)」を鳴らし続けていました。その結果、痛みの通り道である神経の電気回路がガチガチに太くなってしまい、原因であるヘルニアが消えた後も、脳が「まだ腰が大変なことになっている!」と勘違いして、痛みの電気信号を自ら作り出して流し続けているのです。

リハビリで少し身体を動かしただけで逆に痛くなってしまうのも、腰の組織がまた壊れたからではありません。過敏になりすぎた脳の警報装置が、少しの刺激に対して「またあの激痛が来るぞ!」とパニックを起こして、先回りで痛みを激しく鳴り響かせているだけなのです。

注射の恐怖、治らない不安。その「心」が痛みの燃料になる

「またあの痛みが襲ってきたらどうしよう」

「もう一生、自分の足で歩けなくなったらどうしよう」

そんな風に、毎日ビクビクしながら過ごすのは、人間として当然のことです。しかし、この「恐怖」や「先の見えない不安」という心の状態(心理的要因)そのものが、実は脳の過敏な電気回路にパチパチと薪をくべるように、痛みを激化させる燃料になってしまいます。

特に、何度も効かないブロック注射を打たれた経験は、脳にとって「痛みのトラウマ」として深く刻まれます。

病院の白い壁を見るだけで、診察室の椅子に座るだけで、無意識のうちに身体がこわばり、自律神経が緊張モード(交感神経の過興奮)になります。

血流が滞り、神経はさらにピリピリと過敏になり、普段なら何ともない「立ち上がる」「歩く」という動作さえも、脳は「大惨事だ!」と激痛として翻訳してしまうのです。

あなたは何も間違っていません。痛みに耐え、良くなろうと必死に病院へ通ったその努力のプロセスそのものが、あまりの辛さゆえに、脳の警戒システムをロックしてしまっただけなのです。

必要なのは、これ以上の刺激ではなく「絶対的な安心」

「手術をしたのに治らない」という段階にあるあなたの身体は、今、極限まで怯えています。 そこに、さらに強い力でマッサージをしたり、痛みを我慢して無理に歩くリハビリを強いることは、火に油を注ぐようなものです。脳は「また攻撃された!」とさらに警戒を強めてしまいます。

今、あなたの脳と神経に必要なのは、強い刺激ではなく、「もう大丈夫、ここは安全だよ」という100%の安心感です。

当院(痛み回復センター東京)では、まずあなたのこれまでの辛い治療歴、誰にも信じてもらえなかった悔しさ、ご家族にも言えずに抱えてきた不安を、すべて丁寧にお伺いします。

「手術をしたのに痛いのは、あなたのせいじゃない。脳の記憶の仕業なんですよ。」 その事実を正しく理解し、心から納得できた瞬間、脳のガチガチの警戒モードは、それだけでふっと緩み始めます。

そして施術では、触れているだけのような、赤ちゃんを包み込むような優しいタッチで、興奮しきった神経系の高ぶりを静かに鎮めていきます。

「ああ、私の腰は、もう怒られなくていいんだ(無理に動かさなくていいんだ)」 その安心が脳の最深部に届いたとき、押しっぱなしだった痛みスイッチは、静かに解除されていきます。

諦めるのをやめて、もう一度「あなたの人生」を始めませんか

手術台の上で涙をこらえたあなた。効かない注射にじっと耐えたあなた。 あなたはこれまで、十分に、これ以上ないほど頑張ってこられました。その頑張りを、「治らないから」といって無駄だったなんて、絶対に思わないでください。

ただ、アプローチの方向が少しズレていただけなのです。

これからは、恐怖に怯えながら過ごす毎日にサヨナラを告げましょう。 脳の記憶を優しく書き換えていけば、あなたの足は、もう一度あなたが行きたい場所へ、あなたを連れて行ってくれるようになります。

朝、恐怖なしですっとベッドから起き上がれる喜び。 コルセットを外し、お気に入りの洋服を着て、お友達と笑顔でランチに出かけられる日常。 「あんなに悩んでいたのは何だったんだろう」と、笑って振り返られる未来。

そんな当たり前の、輝くような毎日のスタートラインを、用意しています。

もう一人で怯えなくて大丈夫です。私に、その痛みの記憶を一緒に紐解かせてください。

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この記事を書いた人

早坂 秀一のアバター 早坂 秀一 痛み回復センター東京代表/日本慢性痛施術者協会理事/慢性痛施術者・整体師(臨床歴13年)


もう治らない」と諦めかけているその痛み、実は体だけでなく「脳や心の緊張」が原因かもしれません。 私は、単に筋肉をほぐすだけでなく、対話を通じて不安を取り除き、あなたが本来持つ「回復する力」を引き出すことを大切にしています。


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