「坐骨神経痛のリハビリで逆に痛い…」と悩むあなたへ。頑張り屋の女性ほど陥る、リハビリの罠と心のプレッシャー

「痛くても、頑張って動かさないと筋力が落ちて歩けなくなっちゃうよ」

坐骨神経痛のリハビリで逆に痛い

リハビリ室で療法士の先生にそう励まされ、あるいは周囲の家族から「歩かないから治らないのよ」と心配され、痛む足を引きずりながら必死に散歩やストレッチを続けていませんか?

お尻から太ももの裏、そしてふくらはぎへと、じわじわと広がる嫌な痺れと、ズキズキとした痛み。

「早く治して仕事に戻らなきゃ」

「家族にこれ以上迷惑をかけられない」

その一心で、顔をしかめ、歯を食いしばりながら、課されたリハビリメニューを真面目にこなしてきたはずです。

それなのに、頑張って動かした日の夜や翌朝は、お尻が硬く突っ張って立ち上がることすらできない。歩けば歩くほど痺れが強くなり、「逆に痛くなっているんじゃないか」と不安で押しつぶされそうになる。

「先生の言う通りに頑張っているのに、なぜ私は良くならないんだろう?」

「私の頑張りが、まだ足りないのかな……」

リハビリ室の帰り道、痛む足を引きずりながら、情けなさと悔しさで涙がこぼれそうになった経験が、あなたにもあるかもしれません。

どうか、もうこれ以上、ご自身を責めて追い込むのはやめてください。

あなたが悪いわけでも、努力が足りないわけでもありません。実は、長引く坐骨神経痛において、「痛みを我慢して頑張るリハビリ」こそが、痛みを長引かせる最大の罠になっているのです。

目次

「筋力をつければ治る」という、慢性痛における誤解

病院や一般的なリハビリ(構造モデル)では、「お腹や背中の筋力が落ちているから腰や神経に負担がかかり、坐骨神経痛が出るのだ。だから筋トレをして支える力をつけましょう」と説明されます。

確かに、ケガの直後や、痛みのない体をさらに強くするためなら、この理論は正しいです。

しかし、数ヶ月以上も痺れや痛みが続いている「慢性期」においては、この筋トレ理論が完全に裏目に出てしまいます。

なぜなら、あなたの足腰が痛むのは「筋力がないから」ではなく、長引く痛みのストレスによって、全身の筋肉が24時間緊張しっぱなしになり、酸欠状態を起こしているからです。

すでにガチガチに緊張して疲弊しきっているお尻の筋肉に対して、さらに「筋トレ」や「無理なストレッチ」という強い負荷をかけるとどうなるでしょうか。

筋肉は悲鳴をあげ、さらに硬く縮こまります。そして、その筋肉の隙間を通っている坐骨神経を、ギューッと強く締め付けてしまうのです。

これが、あなたが良かれと思ってリハビリを頑張るほど、翌日に「逆に痛くて動けなくなる」本当の理由です。

「早く治して、みんなの役に立ちたい」その責任感が痛みを育てる

最新の痛み治療の基準である「BPSモデル(生物・心理・社会的モデル)」では、痛みが長引く原因として、あなたの真面目な性格(心理)や、あなたが置かれている環境(社会)をとても大切に考えます。

当院を訪れる坐骨神経痛の患者様の多くは、本当に責任感が強く、優しい頑張り屋の女性ばかりです。

  • 「私が動けないと、家事がまわらなくて家族に申し訳ない」
  • 「職場の人に迷惑をかけているから、一日も早く元のペースで働かなければいけない」

そんな風に、自分の体の痛みを二の次にして、「周りのために早く治さなきゃ」という強い焦りやプレッシャー(社会的要因)を抱えてしまっていませんか?

実は、脳はこの「焦り」や「申し訳なさ」というストレスを、物理的な傷と同じレベルの「危機(アラート)」として感知します。 脳が危機を感じると、自律神経は緊張モード(交感神経の過興奮)になり、血管をキュッと縮めます。血流が悪くなった神経は、さらに過敏になり、痛みのセンサーの感度を最大まで跳ね上げてしまうのです。

「頑張らなきゃ」と思えば思うほど、脳の警報装置(火災報知器)はパニックを起こし、坐骨神経の痛みを大音量で鳴り響かせます。

あなたの痛みは、サボっているから出ているのではありません。

周りを思いやり、一人で頑張りすぎてしまったあなたの心が、限界を迎えているサインなのです。

必要なのは「鍛えること」ではなく、心と体を「緩めること」

今、あなたの坐骨神経と脳は、「これ以上動かしたら壊れてしまう!」と、恐怖でガタガタと震えている状態です。そこに根性論のリハビリを強いるのは、震えている子供を無理やり暗闇に押し出すようなものです。

今、あなたに本当に必要なのは、筋トレでも、痛みを我慢するストレッチでもありません。「もう頑張らなくていいんだよ」という、心と体の絶対的な解放(安心)です。

当院(痛み回復センター東京)では、あなたに「痛みを我慢する努力」は一切求めません。

施術では、緊張でガチガチになったお尻や腰の筋肉、そして興奮しきった神経系を、触れているだけのような微細なタッチで、優しく、優しく紐解いていきます。

強い刺激を与えないからこそ、脳は「ここは安全な場所だ」と理解し、血管を開き、神経の警報スイッチをオフにしてくれます。

「あ、リハビリって、痛いのを我慢しなくてよかったんだ!」

「私が動けないのは、怠けているからじゃなかったんだ!」

その安心が心に落ちたとき、お尻の突っ張りは嘘のように和らぎ、足の痺れは静かに引いていきます。

もう一度、自分のために心地よく歩ける日々へ

家族のため、仕事のため、誰かのために痛みをこらえて走ってきたあなた。どうか一度、その重い荷物をここに下ろしてください。

痛くてリハビリができない自分を、情けないなんて思う必要はどこにもありません。まずは、頑張りすぎてしまった心と体を徹底的に労り、脳の警戒を解くことから始めましょう。

朝、お尻の突っ張りを気にせずに、ベッドからすっと立ち上がれる幸せ。 「どこまででも歩けそう」と思えるほど、足が軽くなる帰り道。 家族に笑顔で「ただいま」と言える、心と体の余裕。

誰かのためではなく、あなた自身が人生を心から楽しむために。

当院は、あなたが「頑張らないで良くなる場所」として、いつでもここで両手を広げて待っています。

もう一人で耐えなくて大丈夫ですよ。

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この記事を書いた人

早坂 秀一のアバター 早坂 秀一 痛み回復センター東京代表/日本慢性痛施術者協会理事/慢性痛施術者・整体師(臨床歴13年)


もう治らない」と諦めかけているその痛み、実は体だけでなく「脳や心の緊張」が原因かもしれません。 私は、単に筋肉をほぐすだけでなく、対話を通じて不安を取り除き、あなたが本来持つ「回復する力」を引き出すことを大切にしています。


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