片頭痛の前兆・吐き気は「脳のパニック」?
血管ではなく自律神経を整えるべき理由
発作におびえる日々
「あ、目の前がキラキラしてきた…」 この嫌なサイン(閃輝暗点)が出ると、数十分後には激しい頭痛と吐き気が襲ってくる。 仕事も家事も手につかず、ただ暗い部屋で嵐が過ぎ去るのを待つしかない。
「いつ来るか分からない」という恐怖。
周囲には「たかが頭痛」と思われがちですが、片頭痛の発作は生活を破壊するほどの苦しみです。
こんにちは、痛み回復センター東京の早坂秀一です。 今日は、多くの人が誤解している「片頭痛の本当の正体」についてお話しします。
血管が原因ではない?
昔から「片頭痛は血管が拡張してズキンズキンする病気」と言われてきました。 しかし、最新の研究では、血管の拡張は「結果」であって「原因」ではないことが分かっています。
- × 古い常識: 血管が広がるから痛い。
- ◎ 新しい常識: 脳(視床下部)のリズムが乱れ、神経が炎症を起こすから痛い。
脳の中で起きている「電気の嵐」
発作の前兆として目がチカチカしたり、手足がしびれたりするのは、脳の表面を電気の波(皮質拡延性抑制:CSD)が走っているからです。 そして、痛みが起きる数時間〜数日前から、脳の司令塔である「視床下部」が異常興奮し、あくびや食欲の変化を起こしています。
つまり、片頭痛は単なる頭の痛みではなく、脳全体がパニック(システムエラー)を起こしている状態なのです。
痛みのスイッチは「三叉神経」
ストレスや寝不足が引き金となり、視床下部がパニックを起こすと、顔や頭の感覚を司る「三叉神経」が刺激されます。 すると、神経の末端から「CGRP」などの炎症物質がばら撒かれ、血管の周りに炎症(火事)が起きます。 これが「ズキンズキン」という激痛の正体です。
薬で血管を抑えるだけでは足りない
トリプタンなどの片頭痛薬は、血管を収縮させて痛みを止めますが、これは「火消し」に過ぎません。 根本的に発作を減らすには、火元である「視床下部(自律神経)」を休ませてあげる必要があります。
脳を休ませる「鎮静」アプローチ
当院では、薬を使わずに頭蓋骨や首への優しいタッチで、過敏になった神経をリラックスさせるアプローチを行います。
「痛くなる前」に脳をケアする習慣をつければ、薬の量は確実に減らせます。
現在、当院のLINE公式アカウントでは、「慢性痛を根本から解決するための全3回の限定記事」を無料で配信しています。
- なぜ、マッサージや湿布で治らないのか?
- 「異常なし」でも激痛が走るメカニズムとは?
- 自分でできる「脳のリセット法」
これらを知ることは、治療の第一歩です。 「一生この痛みと付き合う」と諦める前に、ぜひ受け取ってください。
