「再発の恐怖」を乗り越える
予期不安が痛みを引き寄せる理由
「治ったはずなのに、不安が消えない」

「ふとした瞬間に『またあの激痛が来るかも』と怖くなる」
「大事な予定がある日に限って、痛くなりそうで不安」
「痛くないのに、湿布やコルセットが手放せない」
この「予期不安(まだ起きていない未来への恐怖)」こそが、実は再発の最大のトリガーになっていることをご存知ですか?
こんにちは。慢性痛専門の整体院「痛み回復センター東京」の早坂秀一です。 STEP 7では、この「見えない敵(恐怖)」との戦い方を解説します。
「恐怖」が脳のスイッチを入れる
脳は、現実と想像の区別が苦手です。 あなたが頭の中で「また痛くなるかも…」と強くイメージした瞬間、脳(警備室)はそれを「現実の危機」と錯覚します。
【予期不安のメカニズム】
- 不安を感じる → 脳が「戦闘モード」ON
- 痛くないのに → 筋肉を硬直させ、血流を絞る
- 結果として → 本当に痛み(酸欠痛)が発生する
これが、「心配しすぎると本当に痛くなる」科学的な理由です。 (→詳しくは治ったあとの再発予防へ)
【STEP 7のゴール】「不安」をコントロールする
不安をゼロにする必要はありません。「不安があっても、対処できる」という自信を持つことです。 当院では、痛みのメカニズム(ペインデュケーション)を深く理解していただくことで、「わけのわからない恐怖」を「対処可能な課題」へと変えていきます。
「恐怖」の正体を知れば、怖くない
恐怖の正体がわかれば、もうパニックになることはありません。
次は、長引く痛みで「ぼやけてしまった」脳内の地図を、鮮明に書き直す作業です。
「自分の体が自分のものじゃないみたい」という感覚を、取り戻しにいきましょう。
次の記事へのリンク:
【STEP 8】「脳の地図(ボディマップ)」を書き換える >
- 参照論文:
- Kori SH, et al. (1990)
- Kinesiophobia: a new view of chronic pain behavior.
- 内容: 運動恐怖(動くことへの過度な恐怖)が慢性痛患者の行動を制限し、痛みを維持する要因であることを定義。
- Kori SH, et al. (1990)
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