また、変形性肘関節症と診断されても「手術するにはまだ早い。」と言われ、薬や湿布、マッサージや電気治療などいろいろ試したが効果がなく、いつまで続くかわからない「痛み」と「不安」で悩んでいる人もいるかもしれません。
はじめは肘に違和感を感じる程度だったのが、肘を伸ばすたびに強い痛みを感じるようになり、今では肘を伸ばすことができないという人もいます。
肘の痛みが何年も治らず、肘の動きも制限されたり、握力が低下するなど、普通に生活するのもつらく、外出を控えたり、仕事を休業せざるをえない人もいます。
痛みは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
もしも、あなたが1秒でも早く今の状態をなんとかしたいというのであれば、このまま読み進めてください。
変形性肘関節症の「痛み」と「不安」を解決する糸口が見つかることをお約束します。
1. 変形性肘関節症の症状
変形性肘関節症にはさまざまな症状があります。
一口に変形性肘関節症と言っても、痛みの強さや種類、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。
急に痛くなった人もいれば、何年も肘の痛みに悩まされている人もいます。
そして、肘が痛いと肘を動かすことが怖くなり、肘関節の動き(可動域)に支障がでてきます。
気がついたら肘が伸ばせなくなっていたという人も多いのではないでしょうか。
変形性肘関節症の症状には肘の痛みの他に、肘関節が動かないという肘関節の可動域制限の問題があります。
変形性肘関節症の症状 肘の痛みと肘の動き
- 肘の曲げ伸ばしで痛みがでる
- 運動後や作業後に肘が痛くなる
- 肘が急に固まり動かすと激痛が走る
- 箸やペンなどが持ちずらくなる
- 握力が低下してうまく握れない
- 痛みをかばっていたら手首や肩も痛くなってきた など
その他にも、肘が痛くて眠れない、薬指や小指がしびれるなど様々な症状があります。
痛いから動かせない、動かしたくないという状態が続くと、肘関節が硬くなり(動きが制限されて)日常生活に支障がでてきます。
肘関節の動きが制限されて、肘関節の動きが小さくなると痛みは軽減されますが、無理に動かそうとすると痛みがでたり、動かそうとしても動かなくなります。
痛いから動かせない、動かせないから動かなくなるといった悪循環の繰り返しで症状が悪化するため、どこかでこのサイクルを壊す必要があります。
2. 変形性肘関節症とは
肘が痛くなって病院に行くと問診と画像検査の結果、なんらかの診断名が付けられます。
肘関節痛の主な診断名
- 変形性肘関節症
- 骨折、脱臼
- テニス肘(上腕骨外上顆炎)
- ゴルフ肘(上腕骨内上顆炎)
- 野球肘(上腕骨内側上顆炎、上腕骨外側上顆炎)
- 腱鞘炎
- 関節リウマチ など
このとき、レントゲンやMRIなどの画像所見と症状が一致しないものや、原因が特定できない肘関節痛もあります。
診断上は、肘関節に痛みがあり画像所見で骨や軟骨に異常が見つかれば変形性肘関節症と診断されます。
3. 変形性肘関節症の治療法
肘の痛みを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法など様々な治療法があります。
大きく分けると、手術を行わない保存療法と手術療法に分けられます。
3−1.変形性肘関節症の保存療法
変形性肘関節症の薬物療法
- 鎮痛剤、湿布(NSAIDs)
- ステロイド注射
変形性肘関節症の理学療法
- 運動療法、筋力トレーニング
- 電気療法(低周波など)
- 温熱療法、アイシング
- ギプスなど装具の使用
変形性肘関節症のその他の保存療法
- テーピングやサポーター
- マッサージ
- ストレッチ など
3−2.変形性肘関節症の手術療法
- 関節遊離体摘出術
- 肘関節形成術
- 人工肘関節置換術
このように変形性肘関節症の治療には多くの治療法があります。
その理由は変形性肘関節症の「痛み」の原因が明らかになっていないことにあります。
そのため、変形性肘関節症の「痛み」の原因をどう捉えるかによってアプローチの方法(治療方法)も変わるのです。
4. 変形性肘関節症の原因
一般的(整形外科的)に変形性肘関節症の痛みの原因と言われているものは、骨や軟骨の変形です。
レントゲンやMRIなどの画像所見で骨や軟骨の変形が見つかれば変形性肘関節症などの診断名が告げられます。
そして、変形性肘関節症(骨や軟骨を変形させる)の要因として、老化、スポーツや仕事によるオーバーユース(使い過ぎ)などがあげられます。
変形性肘関節症の原因が骨や軟骨にあると考えれば当然、骨や軟骨に負担をかけないための治療法をおこない、最終的には原因である骨や軟骨を手術によって切除したり交換します。
極端に言えば、薬で痛みの感覚を麻痺させ、筋力トレーニングで筋力をつけて「できるだけ肘関節(骨や軟骨)を長持ちさせる」ことが一般的な保存治療の目的です。
言い換えれば、変形性肘関節症は加齢、老化が原因の進行性の疾患なので症状を遅らせることはできても、手術をしなければ治らない(元には戻らない)ということになります。
しかし、実際には骨や軟骨の変形と「痛み」は関係ありません。
骨や軟骨に変形がなくても痛い人もいれば、骨や軟骨に変形があっても痛くない人もいます。
手術をしなくても治る人もいれば、手術をしても治らない人もいます。
肘の骨や軟骨が痛みますか。
痛い日と痛くない日があるのはなぜですか。
本当に、骨や軟骨の変形は痛みの原因でしょうか。
5. 変形性肘関節症と整体
変形性肘関節症と診断されてから長い人で5~10年という人もいます。
毎年、骨の変形を診るためにレントゲン撮影をおこない、リハビリを続け、定期的に電気治療やマッサージに通い、薬を飲み続けても治らないのはなぜでしょうか。
病院では、主に骨や軟骨の変形に注目しますが、整体では、骨を支えている筋肉に注目します。(注:ここでは、痛み回復センター東京の整体を整体と表記します)
痛いのは骨や軟骨ではなく、その周りの筋肉が痛いという考え方です。
変形性肘関節症の人に共通しているのは肘関節周辺の筋肉の緊張です。
変形性肘関節症の人は肘周辺の筋肉をはじめ、肩や首の筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができれば変形性肘関節症の痛みを改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほど痛みは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に伸ばそうとする力が加わった時に痛みを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして痛みと動きを改善します。
骨格のゆがみは骨がゆがんでいるのではありません。
骨を支えている筋肉のバランスが崩れているからゆがむのです。
痛みを感じているのは骨や軟骨ではありません。
骨の周りの筋肉が緊張しているから痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
変形性肘関節症の痛みに、老化やオーバーユース(使い過ぎ)などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
肘が痛い人は、単純に、肘が痛くなる状態(コンディション)なだけであります。
肘が痛くなるコンディションを痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みと動きは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みや動きは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
6. 整体で改善できる症状と整体効果
整体では骨の変形や、診断名で痛みを判断することはしません。
変形性肘関節症も、その人の痛みの感じ方や筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
肘が痛い、肩がこる、腰が痛いなど、さまざまな症状がありますが、痛みの場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
肘が痛いときは肘の痛みに影響する筋肉を緩め、腰が痛いときは腰の痛みに影響する筋肉を緩めます。
整体で改善できる変形性肘関節症の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
具体的には、肘を曲げる時、肘を伸ばす時の痛み。肘が伸びない、肘が固まる。など、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、変形性肘関節症の痛みは、肘だけ痛いというケースは少なく、多くは、肩や腕、首や背中にも痛みがあります。
整体では、肘の痛みだけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
筋肉の緊張を緩めることで得られる整体効果
整体に求められる効果で多いのは、痛み、動きの改善です。
実は、この2つはリンクしていて、痛み、動きの順に改善していきます。
整体効果1.変形性肘関節症の痛みと不安
肘が痛いと、物を持ったり、顔や髪を洗う、箸を持つなど日常生活のちょっとした動作がつらくなります。
そして、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したら肘が動かなくなる」「変形性肘関節症を治すには手術しかない」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
「痛み」は筋肉の緊張であり、筋肉の緊張は心の緊張です。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
整体効果2.肘の動き(可動域制限)について
「体は動かさないと動かなくなる」これは、リハビリ経験がない人でもわかるとおもいます。
実際に痛くて動かないでいると肘は固まって動かなくなります。これは確かに事実です。
なかには運動療法が効果があるからといって痛いのを我慢して動かしたり、ストレッチをさせたりする治療家もいます。
しかし、痛いのを我慢しながら動かすと逆効果になります。根性論で解決しようとしても必ず失敗します。順番が逆です。
痛みと痛みに対する不安がなくなれば、自然に体を動かしたくなるのです。
体を動かしても痛くならないことがわかれば自信がつき、もっと動かすようになります。
そして、「体は動かせば動かすほど動くようになります」
整体はその状態になる「きっかけ」をつくります。
また、肘だけに注目していても肘は動きません。
例えば、歩くという動作は、股関節だけでなく、足首、膝、腰、肩、腕…など全身の筋肉を使います。
全身の筋肉の連動がスムーズに行われないと自然な歩き方にはなりません。
同じように、肘を曲げる、肘を伸ばすという動きには多くの筋肉が関わっています。
肘の動きに影響する筋肉の緊張を緩めることで初めて肘が動きやすい状態になるのです。
整体では肘に痛みがあっても肘だけを見るということはせず、体全体の動きを見てバランスや状態を整えます。
7. 変形性肘関節症でお悩みの方へ
痛み回復センター東京の目的は整体を通じてより豊かな生活を送っていただくことです。
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします。