首のこりや首の痛みが悪化すると、頭痛やめまい、首の痛みや首の違和感が気になって眠れない、座っているだけで首が痛くなるなど、さまざまな症状ををひき起こします。
何年も首のこりや痛み、頭痛やめまいに悩まされている人も少なくありません。
首のこりや痛み、首の違和感や頭痛が長引けば、薬が手放せない、仕事に集中できない、家事、育児がつらいなど日常生活にも支障がでてきます。
起き上がるのもつらく、外出を控えたり、仕事を休業せざるをえない人もいます。
首のこり、不快感、痛み、疲労感や倦怠感(だるさ)などは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
ここでは、首のこり、不快感、痛み、疲労感や倦怠感(だるさ)を改善したい方に整体で改善できる症状と3つの整体効果をご紹介します。
1. 首こり、首痛の症状
一口に首こり、首痛と言っても、人それぞれ症状が違います。
首のこり、不快感、痛みなど、首にだけ症状がある人、微熱や頭痛、疲労感や倦怠感(だるさ)など首以外にも症状がある人など様々です。
また、急に首がこったり首が痛くなった人もいれば、何年も首こり、首痛に悩まされている人もいます。
首のこりや痛みが長引けば長引くほどといろいろな症状を引き起こします。
首こり、首痛の主な症状
- 首の後ろ、首の付け根にこりや痛み、張りや違和感がある
- 首や肩がこる、首や肩が重い
- 首がこると頭が痛くなったり頭が重く感じる
- 微熱やだるさなど風邪のような症状が続く
- 光がまぶしく感じたり、目が疲れやすい
- 胃痛、胃の不快感(吐き気、食欲不振、膨満感)がある
- 下痢や便秘をすることが多くなった
- 喉に何か詰まっている感じ、違和感があり食べ物が飲み込みにくい
- 首こりがひどくなると、めまいや耳鳴りがする
- 手や足がしびれることがある
- 首こりで鼻がつまりやすくなった など
その他にも、顎関節症、肩甲骨や背中の痛みなどを伴う人もいます。
また、首こり、首痛に限らず、慢性の症状というのは身体的な不快感や痛みだけでなく、精神的なダメージも伴います。
何ヶ月、何年も続く体の不調は、いつまで続くかわからない、治らないかもしれないという不安や焦り、イライラや孤独感とも闘わなければいけなくなるのです。
首こり、首痛の慢性化が引き起こす症状
- 不眠(寝つきが悪い、熟睡できない、夜中目が覚める)
- 集中力の低下(一つのことに集中できない)
- 疲労感(すぐ横になりたくなる、すぐに起き上がれない)
- 倦怠感(全身がだるい、何もする気が起きない)
- 歩行障害(フワフワ感、フラフラ感、不安定感がある)
- 急にドキドキしたり、血圧や脈拍が不安定になる
- イライラや焦燥感があり、急に不安になったり悲しくなる など
中には、症状がひどく、1日の大半を寝て生活している人もいます。
2. 首こり、首痛の診断名
首のこりや痛み、首の違和感やだるさを感じて病院に行くと問診と画像検査の結果、なんらかの診断名が付けられます。
このとき、血液検査の結果や画像所見と症状が一致しないものや、原因が特定できないものもあります。
腕の痛み、しびれを伴う首こり、首痛の診断名
- 変形性頚椎症
- 頚椎症性神経根症
- 頚椎症性脊髄症
- 頚椎椎間板ヘルニア
- 頚椎後縦靭帯骨化症
- 頚部脊柱管狭窄症 など
肩の痛み、肩こり、腕の痛みを伴う首こり、首痛の診断名
- 胸郭出口症候群
- 頚椎腕症候群(頚肩腕症候群) など
頭痛を伴う首こり、首痛の診断名
- 緊張型頭痛(首こり頭痛・ストレス頭痛)
- 偏頭痛(片頭痛)
その他にも、血液検査や画像検査(レントゲン、MRI)をしても異常が見つからず、頚性神経筋症候群(頚筋症候群・首こり病)、不定愁訴、自律神経失調症と言われた人もいるかもしれません。
このように、首のこり、首の痛みというのは多くの疾患の症状として現れます。
注:骨折、腫瘍、感染症などによるリスクを除外するためにも、首のこりや痛みを感じたら、まずは医療機関で受診してください。
3. 首こり、首痛の治療法
首のこり、首の痛みを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法など様々な治療法があります。
大きく分けると、手術を行わない保存療法と手術療法に分けられますが、手術をするというのは稀なケースになります。
なぜなら、ほとんどの首こり、首痛は原因が特定できないからです。
原因が特定できないのに治療するというのもおかしな話ですが、一般的にはこのような治療法があります。
首こり、首痛の保存療法
首こり、首痛の薬物療法・注射療法
- 消炎鎮痛剤(NSAIDs)
- 筋弛緩剤
- 抗不安薬 リリカ(プレガバリン)など
- ビタミンB12製剤
- 星状神経節ブロック注射
首こり、首痛の理学療法
- 温熱療法
- 牽引療法
- 電気治療(低周波など)
首こり、首痛のその他の治療法
- 頚椎カラー(コルセット)等の装具の使用
- 首痛用の枕
- マッサージ
- 整体、カイロプラクティック など
また、首に負担をかけないように姿勢を指導されたり、パソコンやスマホの使いすぎに注意してくださいと言われたりします。
このように首こり、首痛の治療には多くの治療法があります。
その理由は首こり、首痛の原因が明らかになっていないことにあります。
そのため、首こり、首痛の原因をどう捉えるかによってアプローチの方法(治療方法)も変わるのです。
4. 首こり、首痛の原因
一般的(整形外科的)に首こり、首痛の原因と言われているものは、骨や軟骨の変形です。
レントゲン、MRIなどの画像所見で異常が見つかれば頚椎症、頚椎ヘルニアなどの診断名が告げられます。
そして、首こり、首痛(骨や軟骨の変形)の要因として、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)などがあります。
首こり、首痛の原因が骨や軟骨にあると考えれば当然、骨や軟骨に負担をかけないための治療法を勧め、場合によっては原因である骨や軟骨を手術によって補修したり交換します。
しかし、実際には違います。
骨に異常がなくても痛い人もいれば、骨に異常があっても痛くない人もいます。
手術をしなくても治る人もいれば、手術をしても治らない人もいます。
本当に、骨や軟骨の異常は首こり、首痛の原因でしょうか。
5. 首こり・首痛と整体
首の後ろの筋肉に強い緊張があり、指で押して痛みを感じる(圧痛)などがあると頚性神経筋症候群(頚筋症候群・首こり病)といわれることがあります。
頚性神経筋症候群(頚筋症候群・首こり病)に限らず、首こり、首痛がある人に共通しているのは首周辺の筋肉の緊張です。
首こり、首痛がある人は首や肩の筋肉をはじめ、腕や背中の筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができれば首こり、首痛を改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほどこりや痛みは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に伸ばそうとする力が加わった時、継続的に力が入っている時にこりや痛みを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。(振り向きずらい、上や下が見ずらいなど)
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして首のこりと痛みを改善します。
骨格のゆがみは骨がゆがんでいるのではありません。
骨を支えている筋肉のバランスが崩れているからゆがむのです。
痛みを感じているのは骨や軟骨ではありません。
骨の周りの筋肉が緊張しているからこりや痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
首こり、首痛に、加齢や首への負担などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
首こり、首痛の人は、単純に、首がこる、首が痛くなる状態(コンディション)なだけです。
首がこる、首が痛くなるコンディションをこらない、痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
首こりの原因は首の奥の筋肉!?
参考までにNHKの情報番組では首こりの原因を後頭下筋群という筋肉だと断言しています。
首こりの原因が後頭下筋群であるかどうかは別として、筋肉と首こり、首の痛みは密接に関係しています。
肩こりと首こりは別!?原因は首の奥の筋肉!
首こりを単独で引き起こす筋肉があります。後頭下筋群(こうとうかきんぐん)です。僧帽筋よりも奥深くにあって頭蓋骨と首の骨をつないでいます。
この筋肉がパソコンやスマホを見る時などの姿勢の悪さや目の使いすぎなどで凝り固まり、首の動きを悪くしたり、不快感を招いて首こりの原因になるのです。
後頭下筋群による首こりの症状は、頭痛(片頭痛含む)、首の後ろの上の部分の張りや痛み、首の回転や上下の動きが悪いなどです。
NHKガッテン“新原因”発見! 衝撃の肩・首のこり改善SP
6. 整体で改善できる症状と3つの整体効果
整体では骨の異常や、診断名で痛みを判断することはしません。
首のこりも首の痛みも、その人の筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
首が痛い、肩がこる、腰が痛いなど、さまざまな症状がありますが、痛みやこりの場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
首が痛いときは首の痛みに影響する筋肉を緩め、腰が痛いときは腰の痛みに影響する筋肉を緩めます。
整体で改善できる首こり・首痛の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
具体的には、首がこる、肩がこるといった筋肉の緊張を緩め、上を向く、振り向くなどの首を動かす時の痛みや動きなど、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、首こり、首痛の人は、首だけこる、首だけ痛いというケースは少なく、多くは、腕や肘、背中や腰にも痛みがあります。
整体では、首の症状だけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
体全体の筋肉の緊張を緩め、筋肉のバランスが整うと姿勢や歩き方なども自然に改善していきます。
筋肉の緊張を緩めることで得られる3つの整体効果
整体に求められる効果で多いのは、痛み・動き・姿勢(歩き方)の改善です。
実は、この3つはすべてリンクしていて、痛み・動き・姿勢の順に改善していきます。
整体効果1. 首こり・首痛の痛みの不安
首や肩、頭が痛いと、日常生活の何気ない動きでもつらくなり、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したら仕事ができなくなる」「薬が手放せなくなったらどうしよう」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
整体効果2. 首、肩、腕の動きについて
「体は動かさないと動かなくなる」これは、リハビリ経験がない人でもわかるとおもいます。
実際に痛くて動かないでいると首、肩などの関節は固まって動かなくなります。
しかし、痛いのを我慢しながら動かすと逆効果になります。根性論で解決しようとしても必ず失敗します。順番が逆です。
痛みと痛みに対する不安がなくなれば、みんな体を動かしたくなります。
体を動かしても痛くならないことがわかれば自信がつき、もっと動かすようになります。
そして、「体は動かせば動かすほど動くようになります」
整体はその状態になる「きっかけ」をつくります。
整体効果3. 姿勢
首こり、首痛の方が特に気にされるのが、姿勢や歩き方です。
ストレートネックや猫背が原因と言われた人もいるかもしれません。
しかし、姿勢や歩き方は変えようと思ってもなかなか変えることはできません。
なぜなら、今の姿勢や歩き方が今の体にとって一番楽だからです。
また、長年痛みをかばって歩いていると体は自然な姿勢、歩き方を忘れてしまいます。
いろいろな歩き方のコツをアドバイスされ気をつけて歩くと逆に不自然だったりします。
姿勢や歩くという動作は、腕、肩、腰…など全身の筋肉を使います。
全身の筋肉の連動がスムーズに行われないと自然な姿勢、歩き方にはなりません。
整体では首や肩、背中に痛みがあっても首や肩、背中だけを見るということはしません。
体全体の動きを見てバランスや状態を整えます。
体全体のバランスが整えば自然に姿勢や歩き方が変わります。
7. 首こり・首痛でお悩みの方へ
痛み回復センター東京の目的は整体を通じてより豊かな生活を送っていただくことです。
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします。
痛み回復センター東京の整体は、薬やサプリメント、マッサージやストレッチなど、いろいろ試しても思ったような効果がない方の悩みを解決します。
身体の痛みや不調を改善して、家事、育児、仕事、趣味、勉強、スポーツ、恋愛、旅行など、もっとがんばりたい、もっと楽しみたいというあなたの想いを実現してください。
今までの不安や悩みを解消して、好きなことを思いっきり楽しめる身体づくりを一緒にはじめてみませんか。
そして、一日でも早く 痛みを気にすることのない快適な生活を手に入れてください。