病院で坐骨神経痛と診断された人の中には「坐骨神経痛は手術をしなければ治らない。」と言われて手術を勧められている人もいるのではないでしょうか。
また、薬や湿布、マッサージや電気治療などいろいろ試しても効果がなく、いつまで続くかわからない「痛み」と「不安」で悩んでいる人もいるかもしれません。
はじめは腰や太ももに違和感を感じる程度だったのが、歩き始めや立ち上がる時に足の付け根やお尻の奥に強い痛みを感じるようになり、今では5分も歩くことができないという人もいます。
坐骨神経痛による痛みやしびれが何年も治らず、足腰に激痛が走り、立ち上がれなくなったり 歩きづらいなど、普通に生活するのもつらく、外出を控えたり、仕事を休業せざるをえない人もいます。
痛みやしびれは主観的なものなので、本当のつらさは本人にしかわかりません。
もしも、あなたが1秒でも早く今の状態をなんとかしたいというのであれば、このまま読み進めてください。
あなたの坐骨神経痛を改善する糸口が見つかることをお約束します。
1. 坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛とは坐骨神経に沿って腰からお尻、太ももや足先にかけて痛みやしびれを伴う症状です。
一口に坐骨神経痛と言っても、痛みの強さや種類、痛いところや痛くなる動作など人それぞれ違います。
急に痛くなった人もいれば、何十年も痛みやしびれに悩まされている人もいます。
そして、痛みが強くなると歩く、立つなど体を動かすことが怖くなり、腰や股関節の動き(可動域)に支障がでてきます。
気がついたら前かがみに歩いていたという人も多いのではないでしょうか。
坐骨神経痛の症状には痛みやしびれの他に、腰や股関節が動かないという可動域制限の問題もあります。
坐骨神経付近の痛みとしびれ
- 腰、お尻、太もも、ふくらはぎ、すね、足先に痛みやしびれがある
- 歩くとしびれや痛みが強くなり、少し休むと痛みが軽くなる
- 股関節(足の付け根)、尾てい骨、お尻の奥に痛みやしびれがある
- 立ち上がりや歩き始めで腰やお尻の奥に痛みがでる
- 長く歩くと股関節(足の付け根)やお尻のの周りの筋肉が硬くなり歩けなくなる
- 腰の痛みとは離れたところがしびれる
- 長時間の立ち仕事で足に力が入りにくくなる
- 痛みをかばっていたら反対側の足も痛くなってきた
- ソファーに座ったりしゃがむと痛みやしびれが強くなる など
その他にも、足に力が入らない。腰から足にかけて痛くて寝返りがうてない。など様々な症状があります。
痛いから動かせない、動かしたくないという状態が続くと、腰や股関節が硬くなり(動きが制限されて)日常生活に支障がでてきます。
関節の可動域制限
- 大股で歩きにくい、足を引きずって歩くようになった
- 足が上がらず、つまずきやすい
- 仰向けで寝ると足を伸ばせない。仰向けで寝れない。
- 姿勢が不自然。自分で姿勢を正すことができなくなった など
腰や股関節、膝関節の動きが制限されて、関節の動きが小さくなると痛みは軽減されますが、無理に動かそうとすると痛みがでたり、動かそうとしても動かなくなります。
痛いから動かせない、動かせないから動かなくなるといった悪循環の繰り返しで症状が悪化するため、どこかでこのサイクルを壊す必要があります。
2. 坐骨神経痛の主な診断名
腰から足にかけて痛みやしびれを感じ病院に行くと問診や身体検査、画像所見(CT、MRI)の結果、なんらかの診断名が付けられます。
- 坐骨神経痛の主な診断名
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 腰部脊柱管狭窄症
- 腰椎すべり症
- 梨状筋性坐骨神経痛(梨状筋症候群)
- 症候性坐骨神経痛(原因不明の坐骨神経痛)など
このとき、CTやMRIなどの画像所見と症状が一致しないものや、原因が特定できない坐骨神経痛もあります。
注:骨折、腫瘍、感染症などによるリスクを除外するためにも、腰から足にかけて痛みやしびれ、違和感を感じたら、まずは医療機関で受診してください。
3. 坐骨神経痛の治療法
坐骨神経痛による痛みやしびれを改善する方法は、医療機関での治療、セルフケア、整体やカイロプラクティックなどの民間療法など様々な治療法があります。
大きく分けると、手術を行わない保存療法と手術療法に分けられます。
3−1.坐骨神経痛の保存療法
坐骨神経痛の薬物療法
- 鎮痛薬、湿布(NSAIDs・アセトアミノフェン)
- 筋弛緩剤
- 末梢血管拡張薬
- コルチコステロイド注射、硬膜外ブロック注射
坐骨神経痛の理学療法
- 運動療法、筋力トレーニング(水泳、水中歩行など)
- 牽引療法
- 電気療法(低周波など)
- 温熱療法、アイシング
- 装具療法(コルセットの使用など)
坐骨神経痛のその他の保存療法
- マッサージ
- ストレッチ
- 体操
- 体重のコントロール など
3−2.坐骨神経痛の手術療法(腰椎椎間板ヘルニアの場合)
- 椎間板切除術(椎弓切除術)
- 顕微鏡視下ヘルニア摘出術
このように坐骨神経痛の治療には多くの治療法があります。
その理由は坐骨神経痛の「痛み」やしびれの原因が明らかになっていないことにあります。
そのため、坐骨神経痛の「痛み」やしびれの原因をどう捉えるかによってアプローチの方法(治療方法)も変わるのです。
4. 坐骨神経痛の原因
一般的(整形外科的)に坐骨神経痛の痛みの原因と言われているものは、骨や軟骨の変形による坐骨神経の圧迫です。
レントゲンやMRIなどの画像所見で骨や軟骨の変形が見つかれば腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症などの診断名が告げられます。
そして、坐骨神経痛(骨や軟骨を変形させる)を引き起こす要因として、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)・体重の増加などがあげられます。
坐骨神経痛の原因が骨や軟骨にあると考えれば当然、骨や軟骨に負担をかけないための治療法をおこない、最終的には原因である骨や軟骨を手術によって切除します。
極端に言えば、薬で痛みの感覚を麻痺させ、筋力トレーニングで筋力をつけ、体重を減らして、「できるだけ骨や軟骨を長持ちさせる」ことが一般的な保存療法の目的です。
言い換えれば、坐骨神経痛は加齢、老化が原因の進行性の疾患なので症状を遅らせることはできても、手術をしなければ治らない(元には戻らない)ということになります。
しかし、実際には骨や軟骨の変形と「痛み」は関係ありません。
骨や軟骨に変形がなくても痛い人もいれば、骨や軟骨に変形があっても痛くない人もいます。
手術をしなくても治る人もいれば、手術をしても治らない人もいます。
痛い日と痛くない日があるのはなぜですか。
痛みやしびれの強さに波があるのはなぜですか、
本当に骨や軟骨が坐骨神経を圧迫すると痛みやしびれがでるのでしょうか。
5. 坐骨神経痛と整体
坐骨神経痛による痛みやしびれで整体を利用する人の多くは、整形外科で腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症と診断された人です。
坐骨神経痛と診断されてから長い人で10~20年という人もいます。
手術をし、リハビリを続け、定期的に電気治療やマッサージに通い、薬を飲み続けても治らないのはなぜでしょうか。
病院では、主に骨や軟骨の変形、坐骨神経に注目しますが、整体では、骨を支えている筋肉に注目します。(注:ここでは、痛み回復センター東京の整体を整体と表記します)
痛いのは骨や軟骨、坐骨神経ではなく、その周りの筋肉が痛いという考え方です。
坐骨神経痛の人に共通しているのは腰、股関節周辺の筋肉の緊張です。
坐骨神経痛の人は腰、股関節の筋肉をはじめ、太ももやふくらはぎの筋肉などが硬く緊張しています。
この無意識に緊張している筋肉を緩めることができれば坐骨神経痛の痛みとしびれを改善することができます。
筋肉が緊張して過度に収縮すればするほど痛みやしびれは強くなり、筋肉の弛緩不全(収縮して元の状態に戻らない)が続けば、症状は慢性化します。
縮んで硬くなっている筋肉は、無理に伸ばそうとする力が加わった時に痛みやしびれを発します。
また、縮んで硬くなっている筋肉は無理に伸ばそうとしても伸びないので動きを制限してしまいます。
整体では、何らかの原因(きっかけ)で過度に緊張した筋肉に直接アプローチして痛みやしびれ、関節の動きを改善します。
骨格のゆがみは骨がゆがんでいるのではありません。
骨を支えている筋肉のバランスが崩れているからゆがむのです。
痛みを感じているのは骨や軟骨の変形が原因ではありません。
骨の周り、坐骨神経の周りの筋肉が緊張しているから痛みを感じるのです。
整体は、緊張して硬くなっている筋肉を緩め、体を「自然に治る状態」にするのが目的です。
坐骨神経痛の痛みに、老化・遺伝・オーバーユース(使い過ぎ)・体重の増加などは関係ありません。
身体の状態(コンディション)の問題です。
坐骨神経痛は、単純に、坐骨神経周辺の筋肉が痛くなる状態(コンディション)なだけであります。
坐骨神経周辺の筋肉が痛くなるコンディションを痛くならないコンディションに変えるのが整体です。
ちなみに、筋肉にアプローチするというのは、筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージなどと共通しています。
筋肉トレーニングやストレッチ、マッサージも目的とやり方を間違えなければ痛みやしびれ、関節の動きは改善します。
ただし、筋力をつける、筋肉を柔軟にする、筋肉をほぐす目的で行っても痛みやしびれ、関節の動きは改善しません。
目的はあくまでも、無意識に入っている力を抜く、緊張している筋肉を緩めることです。
6. 整体で改善できる症状と整体効果
整体では骨の異常や、診断名で痛みを判断することはしません。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症、腰椎すべり症による坐骨神経痛も、その人の痛みの感じ方や筋肉の状態(動きや硬さ)などをみて判断します。
腰が痛い、お尻の奥が痛い、太ももやふくらはぎが痛い、足がしびれるなど、さまざまな症状がありますが、痛みやしびれる場所が変わるだけでアプローチの仕方は変わりません。
腰が痛いときは腰の痛みに影響する筋肉を緩め、太ももが痛いときは太ももの痛みに影響する筋肉を緩めます。
整体で改善できる坐骨神経痛の症状
整体で対応できる症状は、外傷(けが)・腫瘍・感染症・内科系疾患等を除く筋肉に関する症状全般です。
筋肉・腱・靭帯の痛み、こり、しびれ、違和感、動き(可動域)を改善します。
具体的には、歩く時、立ち上がる時の痛み。しゃがめない、屈めない。など、力を入れると痛い、動くと痛い、動かない、動きずらいという症状です。
また、坐骨神経痛の痛みは、腰だけ痛いというケースは少なく、多くは、お尻や太もも、膝やふくらはぎにも痛みがあります。
整体では、痛みやしびれのある部位だけを見るのではなく、体全体を見て施術を行います。
体全体の筋肉の緊張を緩め、筋肉のバランスが整うと痛みやしびれ、姿勢や歩き方なども自然に改善していきます。
筋肉の緊張を緩めることで得られる整体効果
整体に求められる効果で多いのは、痛み・動き・姿勢(歩き方)の改善です。
実は、この3つはすべてリンクしていて、痛み・動き・姿勢の順に改善していきます。
整体効果1.坐骨神経痛の痛みと不安
坐骨神経痛が悪化すると、立ったり歩くことがつらくなります。
そして、痛みが長引けば長引くほど「痛みに対する恐怖や不安」が大きくなります。
「悪化したら歩けなくなる」「坐骨神経痛を治すには手術しかない」という環境にいたら治るものも治りません。
心が緊張すれば体も緊張します。体が緊張すれば痛みはいつまでたっても無くなりません。
「痛み」は筋肉の緊張であり、筋肉の緊張は心の緊張です。
整体では、症状ではなく、あなたという人に向き合い、正しい情報や整体技術を使って痛みと痛みに対する不安を解決します。
整体効果2. 股関節の動き(可動域制限)について
「体は動かさないと動かなくなる」これは、リハビリ経験がない人でもわかるとおもいます。
実際に痛くて動かないでいると体は固まって動かなくなります。これは確かに事実です。
なかには坐骨神経痛には運動療法が効果があるからといって痛いのを我慢して歩かせたり、ストレッチをさせたりする治療家もいます。
しかし、痛いのを我慢しながら動かすと逆効果になります。根性論で解決しようとしても必ず失敗します。順番が逆です。
痛みと痛みに対する不安がなくなれば、自然に体を動かしたくなるのです。
体を動かしても痛くならないことがわかれば自信がつき、もっと動かすようになります。
そして、「体は動かせば動かすほど動くようになります」
整体はその状態になる「きっかけ」をつくります。
整体効果3. 坐骨神経痛と歩き方
坐骨神経痛の方が特に気にされるのが歩き方です。
長年痛みをかばって歩いていると体は自然な歩き方を忘れてしまいます。
いろいろな歩き方のコツをアドバイスされて歩くと逆に不自然な歩き方になったりします。
歩くという動作は、足だけでなく、腕、肩、背中…など全身の筋肉を使います。
全身の筋肉の連動がスムーズに行われないと自然な歩き方にはなりません。
整体では腰から足にかけて痛みがあっても、そこだけを見るということはしません。
体全体の動きを見てバランスや状態を整えます。
7. 坐骨神経痛でお悩みの方へ
痛み回復センター東京の目的は整体を通じてより豊かな生活を送っていただくことです。
あなたの笑顔のために痛み回復センター東京は全力でサポートします。
痛み回復センター東京の整体は、薬やサプリメント、マッサージやストレッチなど、いろいろ試しても思ったような効果がない方の悩みを解決します。
身体の痛みや不調を改善して、家事、育児、仕事、趣味、勉強、スポーツ、恋愛、旅行など、もっとがんばりたい、もっと楽しみたいというあなたの想いを実現してください。
今までの不安や悩みを解消して、好きなことを思いっきり楽しめる身体づくりを一緒にはじめてみませんか。
そして、一日でも早く 痛みを気にすることのない快適な生活を手に入れてください。